サンフランシスコ再訪2008
ボクの大好きな街サンフランシスコを、また訪れることができた。今回は、結構めんどくさい仕事のための出張で、のんびりというわけには行かなかったが、それでも時間の許す限りお気に入りの場所を再訪した。
まずは、ノースビーチ。うん、なにはともあれノースビーチ。いいねえ、やっぱり、このイタリア人街。そうそう、このブログで紹介したのはもう何年も前になるが、ボクが大好きなチーズケーキの店の名前を間違えて覚えていたことに今回気づきました。正しくはカフェ・グレコ(Greco)で、前に書いたプッチーニはそのお隣さんだった。ま、ボクのブログを読んでお店を訪ねたという人はいないと思うけど、万が一そんなことがあったらごめんなさい。
で、カフェ・グレコのレアチーズケーキは、相変わらず素晴らしかった。短い滞在だったのに、計3回も行ってしまった。店の人にはチョコレートチーズケーキもすすめられたが、毎回やっぱりレアの方にした。またしばらく来れなくなるのかと思うと、本当に悲しくなって、最後は小さく小さく切って、名残りを惜しむかのように食べた。
続いて、コロンブス通りのピザ店Osteria。ここも、実は、2回も行った。イタリアンソーセージのピザが、もう圧倒的にうまい。2回目のときは、デザートはいいのか、とオーナーが聞いてきた。いや、これからカフェ・グレコに行ってチーズケーキを食べなければならない、といったら、それは残念だ、ウチのティラミスは最高だぞ、という。どうしようかなと迷っていると、まずいと思ったら金をとらないからどうだ、といわれたので、そこまでいうならと挑戦してみた。そしたら、これも本当によかった。ラムだかブランデーだかがよくクラストに染みていて、チーズクリームがフワフワ。でも、グレコのチーズケーキもその後やっぱり食べることにしていたので、なんだか浮気をしている気分だ、といったら、オーナーが笑っていた。
次は、例の一期一会の店、サウサリートのAngelino。車を借りるつもりがなかったので、当初は行けないなとあきらめていた。ところが、今回お目にかかる必要のあったUCデーヴィスのモンティノーラ先生が、どうせなら車をだすから、あなたの好きなレストランに行きましょうといってくれた。それで、おそるおそるサウサリートなんだけどいいかと聞いたら、快諾してくれた。彼女の友人たちも交えた、にぎやかな楽しい夕食会になった。テーブルに着くなり、ボクはマッシュルームトマトソースのかかったラヴィオリがメニューにあるかどうか確かめた。そしたら、残念なことに、ない。ウェイターにきいたら、ラヴィオリではないが、同じソースで、リコッタとほうれん草をつめたカナロニが今日のスペシャルだ、というので、ボクは迷わずそれにした。そしたら、あとの5人のうち3人までがボクと同じものを注文することになった。期待にたがわずおいしく、みんな納得して食べてくれた。紹介したボクは、鼻高々だった。あと、ここでは今回も一期一会を経験してしまった。それは、前菜として注文したカラマリ。これも、もう絶品でした。ああ、また食べたい・・・ああ、いま思い出すだけでも、口の中に唾液が溜まってくる、ああ・・・。
日本に帰る前の日は、雨だったけど、どうしてもまた歩きたかったので、Crissy Fieldに行った。ゴールデンゲート橋やアルカトラズ、野生の鳥、ジョギングする人々、そして沢山の犬たち。おかげさまで、素敵な想い出がまたひとつできました。ありがとうございました。