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卒業おめでとう 2011

卒業おめでとう

河野ゼミ7期生のみなさん。卒業おめでとう。
東北・関東大震災により、卒業式は中止となりましたが、ひとりひとり胸の中で、大学時代の記憶をたどり、自分が達成したことと達成できなかったことを噛みしめてください。
ボクのゼミにおいては、君たちは、この2年をかけて優秀な卒業論文を完成させ提出しました。おそらく、2年前には、誰ひとりとして、そうできると確信していた人は、いなかったのではないでしょうか。
そう、成長とは、自分が成長しているときには気づかないもの、それは、あとからふと気づいて確認するもの、なのです。
君たちは、この2年間に、確実に成長しました。
そのことに、大きな自信を持って下さい。そして、これから社会に出て行っても、さらに才能を伸ばし、立派な仕事を成し遂げていくことができるのだと、信じて下さい。
君たちがゼミに入ってきた頃、ボクは体力に限界を感じ、スポーツを通じてうまく交流することができなくなるのではないか、と心配になっていました。そこで今年度は、新しい試みとして音楽をやってみました。前からあこがれていたバンドを組み、みんなの前やOB会で披露させていただいて、本当にうれしかったです。
君たちは、よくボクに、なんでそんなに若々しくいられるんですか、とききます。
それに対して、ボクはいつも「若い君たちから、若さを吸収させてもらっているからだよ」と答えてきました。それは本当です。しかし、最近、より本質的なことに気づかされました。それはピカソの次の言葉に象徴されています。「若くなるには、時間がかかる」のである、と。
そういえば、どの分野においても、新しいことへの挑戦は、実は、ある程度経験を積んだ人にしかできないし、させてもらえないですね。いままで知らなかった多くのことを知りたいと思うようになるのは、そもそも自分が何を知っているのかをある程度把握するようになったからこそ、ですよね。
人は、自分のたつ境界が見えたときに、はじめてその外に出ることができる。
いま君たちは、成長の軌跡の中で、大学と社会という境界に立っている。
これからは、その境界を突き抜けて、どんどん若返っていきなさい。
仕事も、スポーツも、音楽も、そして勉強も、ずっと続けていきなさい。
いくつになっても、ボクと一緒にサッカーをし、バンドを続けられるよう、いてください。

河野ゼミ7期生に、乾杯!