ゼミ旅行in北海道
ゼミで北海道を旅行してきた。公式日程は2泊3日。総勢27人の大所帯が貸し切りバスで、札幌、小樽、旭川と移動した。とっても、とーっても、楽しかった。
実は、北海道では、北大の学生たちと交流をしたいと思って、前々から宮本太郎先生にコンタクトをとっていた。ところが、先生曰く、北大の学部ゼミは早稲田のような濃密な人的ネットワークに根ざしているわけではなく、しかも少人数なので、釣り合わないかもしれない、ということだった。で、ゼミ交流は断念することになったのだが、そのかわりに(ゼミ生たちが到着する前夜)ボクが宮本先生とサシで飲むという濃密な場を設定していただいた。お忙しく活躍していらっしゃる中、快くお時間を割いてくださり、ありがとうございました。
さて、ゼミ生たちが到着した一日目は札幌市内観光のあと、サッポロビール園で宴会となった。もちろんビールその他飲み放題。ジンギスカンも食べ放題。そしてわれわれは騒ぎ放題に騒いでいた。となりの席にいた中年女性4人組に悪いなあとヒヤヒヤしていたら、気を利かせたリョウマがちゃんとケアーしていた。宴たけなわ、ボクは「都の西北を歌ったらどうだ」と言いそうになったが、ソーやヨシオが本気にして肩組んで歌いだしちゃうぐらいに酔っ払っていたので、やめた。
次の日は、朝早くから小樽方面へ。雪の降る中、運河のあたりを散策したあと、みんなで寿司を食べた。それから余市のニッカ工場を見学。その待ち時間に雪遊びがはじまり、ナチやアンちゃんがキッタたちにつかまって雪の中に倒されていた。でも二人は(Mなのか)立ち向かっていき、見事にまた返り討ちにあうということを繰り返しながらもキャーキャー騒いでいた。ボクは傍で、彼ら、この光景を一生忘れられないのだろうなあ、と思いながら見ていた。
その日の夕食は札幌にもどって食べることになったのだが、その場に知り合いの宮本融氏を招き、いろいろお話していただいた。官僚時代のこと、北大で教えていらした時のこと、そして前回の選挙に立候補した時のこと。相変わらずパワフルで、学生たちには多いに刺激になりました。ありがとうございました。
最終日は、旭川。まずラーメン村で腹ごしらえ。その後旭山動物園へ。リョウタは孤高のヒョウにいたく感心していたようであった。フルジョウはオオカミのじゃれ合いにことさら感動していた。ボクは、シロクマのもぐもぐタイムで、バシャーンと飛び込んだところがよかったと思った。最後は、お目当てペンギンの行進をみんなで見て、締めくくった。
旅行中には、ボクの記憶に残ることになるゼミ生たちの言動や表情にいくつも出会えた。いつでもどこでも(とくに月夜の晩には?)肉食系なヨウヘイと、大学院に進学して勉強しようとしているイイクニが、意外にもめっぽう熱くなって大貧民ゲームに夢中になっているところ。一途まっすぐに告白したテル君が、その解放感からかちょっと飲んだだけですぐ寝てしまったところ。周りから銀行口座が赤になったとからかわれたオダギリが自分の財布を覗き込んでいるときの仕草。料理の話で盛り上がり「ロ—レルって、日本語だと月桂樹っていうんですか」と納得していたカナちゃん。2泊3日だというのに海外旅行用の大きなスーツケースを引きずってきたサヤ。寒いよ、雪が降るかもしれないよ、とさんざん警告したのに、ヒールをはいてきたケイコ。いつも気を利かせて「先生も入ってください」とボクを写真に入れてくれようとするハルカ。
ボクは、君たちのことを忘れない。
本当に、楽しい旅を、すばらしい想い出を、ありがとうございました。