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最近印象深かった言葉から

まずはイチロー。王監督の引退についてのコメント。
「偉大な記録を作った人は、たくさんいます。が、偉大な人間は、そうはいません。」

続いて、北京パラリンピックで2つの金メダルを獲得する活躍をした陸上の伊藤智也選手。インタヴューのマイクを向けられて、「この優勝は、人生で5番目に嬉しいです」と答えていた。「?」「子供が4人いるものですから。」

次は、ご存知、Sarah Palin。外交が弱点といわれている。その外交について、CBSの女性アンカーKatie Couricとの独占インタヴューが、非常に面白かった。「あなたは最近、(自分が知事である)アラスカがロシアと近接していることが、あなたの外交経験だとおっしゃっていますが、それはどういう意味ですか。・・・どうしてそのことが、あなたの外交上の信用を上げることになるのか私に説明してください。you've cited Alaska's proximity to Russia as part of your foreign policy experience. what did you mean by that? ・・・explain to me why that enhances your foreign-policy credentials」との質問に対し、「それは、ウチの、ウチのお隣さんが、外国だからよ・・・プーチンさんがアメリカ合衆国上空に来るとき、どこに行くと思う?アラスカなのよ。because our, our next-door neighbors are foreign countries・・・as Putin・・・ comes into the air space of the United States of America, where do they go? it's Alaska」この人、語れば語るほど、ホント、笑わせてくれる。みなさんも、英語の練習に是非You Tubeなどで見てください。

さて、次は日本の政治家小池百合子氏。自民党総裁選に負けたのに、カメラの前で笑顔を振りまき、いろいろコメントしていた。その中の一言。「政策論争をしているうちに、みんながすり寄ってきて、4人の男性に抱きつかれ、セクハラ状態だった。」この人、本当のセクハラがどういうものか、知らないのでしょうね。本当のセクハラを受けたことのある人が、その後どのように陰鬱な人生を送らなければならないか、来る日も来る日も思い悩み、眠れない日々が続き・・・、などということについて、きっとこの人は想像力がまったく及ばないのだろうと思った。いや、きっとそれほどまでに想像力に乏しい人だから、自分がセクハラを受けたのかどうかも、ほんとうにわからないのかもしれない。あのね、断言しますから、小池さん、あなたはあの4人の男性(麻生さん、石原さん、石破さん、与謝野さん)からセクハラなんて受けてませんから。どうぞ安心しておやすみになってください。

最後は例のJason Mrazの唄の一節。I’ve been spending way too long checking my tongue in the mirror and bending over backwards just to try to see it clearer. But my breath fogged up the glass. And so I drew a new face and laughed. 自意識過剰な自分に気付き、一端はそれを笑い飛ばす。しかし、過剰な自意識は、またそういう自分をすぐさま取り込むもの。この人、まだ若いのに、そういうところ、うまく摑んでいると思った。