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ある日の出来事

アムステルダムで21COE-GLOPE主催の国際会議が無事終了した。以下は、日本へ帰る日に起こったいくつかの出来事である。
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12時にチェックアウトしてロビーで待ち合わせすることになった。しかしアシスタントとして連れてきた(ボクの院生の)仁木君が現れない。部屋に電話してもでないし、ドンドンとドアをたたいてもいない。部屋には「Don’t Disturb」のサイン。
COE事務局の鈴木さん:「実はきのう、チェックアウト12時、ピックアップ12時50分と念を押したんですけど、そういえば仁木さん、ちょっと反応がにぶかったんです」
ボク:「もしかして、『チェックアウト』の意味がわからなかったんじゃないですかね」
清水(和巳)先生:「いくらなんでも、それはないんじゃないですか」
ボク「だって、アイツこれが初めての海外経験ですよ。国内でもホテルに泊まったことがなければ、チェックアウトっていわれても、なんのことかわからないんじゃないですかね」
一同:「・・・」
そこに、仁木君登場。頭をかきながら、「いやー、道に迷ってしまいました。スミマセン」
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空港までのタクシーの中での会話。
清水先生:「・・・しかし、英語をしゃべっている河野さんって、カッコイイですよね」
ボク:「いや、清水先生がフランス語をしゃべれる方が、全然カッコイイと思います」
藪下(史郎)先生:「そんなこというと、河野君はいつも変に取るんだ。『それって、英語をしゃべってないときの自分はカッコよくないんですか』とかなんとか・・・」
ボク:「そ、そ、そんなことないですよ」
藪下先生:「そうじゃないか。この前も青木(昌彦)さんが河野君の英語はうまいって褒めてたと伝えたら、君は『なんだ、褒めてくれたのは英語だけだったですか』とかいって、残念がっていたじゃないか」
ボク:「そんなことありましったっけ。でも、いいんですよ、もう・・・。最近、自分でもいいと思うのは、英語しゃべることぐらいしかないかな、と思うようになってきたんで・・・」
鈴木さん:「いや、河野先生、声がホント素敵ですよね。講演なさっているときも、電話のときも・・・」
藪下先生:「ほら、そういうと、彼また『素敵なのは声だけですか』って、いじけちゃうよ」
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飛行機の中で、鈴木さんがお金の精算のため、搭乗券の半券を回収しにくる。
鈴木さん:「いまのうちに回収しちゃいます」
ボク:「それは、用意がいいですね」
鈴木さん:「実は、もうなくしちゃった人が居るんです、足立さんです」
ボク:「それは、ヒドイね」
鈴木さん:「・・・あら、先生の隣の方、とっても美人さんじゃないですか」
(ちらりとそちらを確かめたものの)ボク:「・・・」
鈴木さん:「先生、こんなところで、ナンパしちゃだめですよ」