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London Fog

ロンドンフォグ。
…といっても、イギリスのロンドンの霧のことではありません。ちなみに、ボクはロンドンへ行ったことがないので、ロンドンの霧がどんなものか、まったく見当もつきません。
実は、ロンドンフォグというのは、ドリンクの名前でもあるのですね。
ボクは、このドリンクのことを、最近娘のある友人から教えてもらいました。
カナダのスターバックスに行って、London Fogと注文すると、たいてい通じる。
それは、アールグレイに、温かいフォームドミルクをいれて、そこにバニラシロップをたらす飲み物です。
これがなかなか美味しい。
というわけで、ちょっとはまっています。
ボクは消化器系が弱いので、一日に何度もコーヒーを飲むと自分の胃がおかしくなるのではないかと心配になる。それで、たまには胃にやさしい紅茶系にしておこうと思うときがある。
でも、スタバで単なる紅茶を注文するのは、気が引ける。
なぜなら、スタバの紅茶は、ティーバックに熱いお湯を注いだだけの、まあぶっちゃけていえばインスタントだからである。しかも、スタバのスタッフのみなさんは、インスタントで紅茶を出すことにまったく罪悪感を感じているそぶりがない。堂々と、ティーバックが入ったままで、商品が手渡されるからである。そんなの、ウチでだって飲めるじゃんか。スタバで注文するからには、スタバでしかできない付加価値をつけてもらいたいじゃんか・・・。
で、このロンドンフォグを注文することになる。
ミルクを温めて、泡立てて、なんていう作業はなかなか面倒くさくて、自宅ではできない。ましてや、バニラシロップなんて、ボクの冷蔵庫の中にはない。だから、このドリンクは、外でしか飲めないのだ、と自分にいいきかせる。そのポジティヴな感覚が、インスタントであるというネガティヴな感覚を凌ぐのである。
日本に戻って、こちらのスタバでも「ロンドンフォグお願いします」といって注文してみたが、これまでのところ、それがどういうドリンクなのかすぐにわかったスタバスタッフにめぐり合っていません。
しかし「アールグレイに、フォームドミルクを入れて、バニラシロップを足してください」と、詳しく説明すると、「ああ、あれね」って感じでわかってくれる場合もある。きっと、同じものを頼む人も、結構多いのでしょうね。
さて今朝も、実家の近くのスタバで、ロンドンフォグを注文しました。そしたら、逆に質問がかえってきました。
「お湯とミルクとの割合はいかがしますか?」
うーん、考えたこともなかった。もちろん、この割合は、ドリンクの質を決定する重要な変数である。そのことについてのボクのリサーチは、まったく進んでいなかった。
「あ、えーと、半々で結構です」。
別に根拠があるわけでもないのに、そう答えてしまいました。
そう、やっぱりシェリングは偉かった、というオチをつけたくなるような話でした(←すみません、ちょっと専門的になりました)。