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2007年05月24日

輝いている君へ

暑い日だったね。
第1試合は、緊迫した試合だった。
先に1点とられたものの、終了直前、ジェンのシュートで追いついた。
負ければ、その時点でトーナメントから敗退だったのに、PK戦で勝った。
君もちゃんと決めた。
ここで、君たちWolvesは、一気に流れをつかんだ。
いや、この試合を制した後は、君のためにお膳だてられたような、そんな一日だったね。
第2試合は、2-0。
混戦からの、君のシュートが、試合を決定づけた。
昼休み。
ここで、なんとも思いがけない幸運が待っていたね。
となりで練習していたナショナルチームのメンバーの何人かが、コーチのスティーヴを知っていて、訪ねてきてくれた。これは、本当にラッキーだった。
で、アンドリアが言葉を交わしてくれたんだってね。
しかも、アンドリアは、ちゃんと君の顔と名前を覚えていてくれたんだね。
それは、感動したよね。
「どう?勝ち進んでいる?あれ、君たちの何人かには、見覚えがあるぞ。エリーズ・コーノ、元気?怪我はもうすっかりいいの?」
背番号5が背番号5に話しかけたんだね。
これで、発奮しないわけがないよね。
第3試合は、3-1。
ホーリーが決めたのも、君からのパスからだったね。
スティーヴが、君とジェンを後半ひっこめて温存したら、チームはうまくまとまらなかった。でも、その判断は正しかったんだよ。だって、優勝をかけたもう一試合があったんだから。
で、いよいよその第4試合。
ここでも君は落ち着いて、でも力強くプレイしたね。
1-1で後半へ。
最後は誰がコーナーを蹴ったんだっけ?
スティーヴは、君をゴール前に貼り付けたかったんだよ。
で、君はちゃんとそれに応えた。
頭できれいに決めた。
生まれて初めてのヘディングシュート。
そして勝利を決めたヘディングシュート。
みんなから祝福をうける君。
君は本当に輝いていたよ。

トーナメント優勝、本当におめでとう。

――遠くから見守る父より

2007年05月20日

回復基調

実は、最近元気がなかった。
体調もよくなかったし、ストレスが大きくたまっていた。
いろいろ理由があったのであるが、それはさておき、どのようにしてそこから立ち直ったのかをちょっと書いてみよう、と思う。
まず、行きの電車の中で、Ipodをよく聴くようにした。
普段なら、論文を読むなど、勉強の時間にあてるところであるが、とにかくリラックスすることに専念した。最近のお気に入りは、なんといってもJoni Mitchell。とくに、名盤の誉れ高いLadies of the Canyonを、毎朝欠かさず聴くようにした。Morning MorgantownからFor Freeへ。そしてWoodstockから最後のCircle Gameへ。どれも、本当に素晴らしい内容の詩であり、音楽である。
次に、ボクの「お抱えの」(?)相談相手であるMさんから、いろいろアドバイスを貰うことにした。ボクは、普段あんまり電話で長話しをしないのだが、この前などは、なんと2時間半も話しこんでしまった。
それにしても、Mさんから頂くアドバイスは、いつも目の覚めるような鋭い直感と分析に支えられていて、心を落ち着かせてくれる。(Mさん、いつもありがとうございます!)
それから、ボクの「お抱えの」(?)マスースSさん。最近なかなか時間が合わずに予約を取れないでいたのだが、この前ようやく長めの予約を入れることができて、心身を癒してもらった。Sさんには天性の治癒の力がそなわっている、と思う。すくなくとも、ボクに対しては、本当によく効く。(Sさん、いつもありがとうございます!)
それから、学会をサボった。
誘われた研究会にも行かなかった。
どちらも、ちょっと罪悪感に駆られたが、自分の健康と精神衛生のためにはしょうがない、と割り切った。
そして、最後に、もうひとつ、ボクの回復基調を支えたもの・・・
それは、夢を見たことであった。
ボクは、自分でみる夢を覚えている方ではない。
しかし、先日、とっても印象深い夢を見て、朝起きても覚えていた。
それは、自分が、自分の家に火をつけている夢であった。ところが、なかなか火がまわらず、家がいつまでたっても焼けない。一生懸命、火を起して、古い書物とか手紙とかアルバムとか家具とかを焼こうとしているのに、いっこうに火の勢いが増すことがない・・・というような、そんな夢であった。
この夢が何を暗示しているのかは、ボクにはさっぱりわからなかった。
フロイトだったら、きっとウンチクを傾けた分析をしたに違いない。
しかし、いずれにしても、どういうわけか、この夢を見て起きたあと、とてもすっきりした気分になることができた。いや、何かを悟った気分といった方が、正確であろうか。
不思議な話であるが、本当の話である。